天道がよくわかる本

36 六芒星は籠の目

内に閉じ込める力の象徴


 「カゴメカゴメ、籠の中の鳥は、いついつ出会う・・・」と唄われる「カゴメ」こそ六芒星のことです。この形は竹で籠を編んだ時にできる六つの尖がりを持つ星型のことであり、私たちの魂を捕らえて閉じ込める力の象徴であるのです。そして私たちの魂はこの六芒星の中に閉じ込められた鳥と同じで自由を奪われ、救いの時に出会うのをひたすら待っているに過ぎません。
 ではこの六芒星にどのような意味が含まれているかもう少しお話しします。
① 六芒星は六道輪廻を表しています。私たちの魂を因縁で縛り、六道の中に閉じ込めています。
② 六芒星は三角形を上向きと下向きに重ねた形ですが、上向きの三角は六道の内、気天、阿修羅、人間の上三道を表し、下向きの三角は畜生、餓鬼、地獄を表しています。
③ 六芒星は西洋ではダビデの星と呼ばれ、陰極の霊界(物質文明を影で操る存在)の象徴です。物質文明は表面上では快適であるも、魂を虜にして自由を奪っているのです。裏の一部の者(霊)に支配され心身を蝕まれるばかりか、死んだ後も捕虜となってしまうのです。

 天道はこの六芒星の中心に救いの一点を加え、七芒星とします。そしてこの鳥籠より鳥を解き放つが如く、魂の自由を取り戻します。「七」に「刀」と書いて「切る」という字になるように七は救いを表します。因縁を断ち切り輪廻を解脱させるのです。ですから天道の護摩では六芒星の形で焚き、その中に炎の一芒を加え七芒星として焚かれるのです。そして北斗七星は七星剣として世に救いを示しているのです。
 また人の肉体は六道霊団の共通の依り代であり、そこに救いの一点、玄関が示されることにより輪廻を解脱できるのです。その時に後ろの正面に立つ者こそ、誰であろう明師(救世主)であるのです。今新しい夜明け(世開け)の晩(末世の時)に、鶴と亀(陰陽)がすべった(交替する)今、まさに救いの道が示されているのです。


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