天道がよくわかる本

25 霊と魂について その①

全ては様の分け御霊


 霊と魂、そしてそれに関係する言葉や気天神超抜のための修業と徳積みの要素に関して、三官大帝さまより第十七次気天神超度審判式の御聖訓にて示された内容を基に書かせて頂きます。
 霊とは、魂とは一体何でしょうか。その源は皇胎であるさまより生じた原霊であり、すべてはさまの分け御霊なのです。しかしそれらの霊は、今、地獄に居る霊、そして気天に居る霊、また超抜された霊などさまざまです。これはそれぞれの徳や罪の蓄積の結果によるものですが、元々は同じ原子霊でありさまの子供です。しかしどうしてそのような差ができ、何が変化してそうなったのでしょうか。
 霊魂も、人間が体と脳とに分かれるように、または物理学で説かれているような一つの原子のように原子核と電子の関係のような要素を持っています。 霊の中心部、仮にここを霊核と呼びますが、ここに本性とその記憶、意識が含まれています。これは霊核の中心部を取り巻く情報であり、天道では本性・魂・魄と分類して呼んでいるところです。そしてこの核を中心にいくつかの要素が存在します。人間で言えば体、原子で言えば電子に当たる存在です。
 そして人間の容姿や動物の形の表現も、この霊の体の部分、霊光、霊波、霊気の三つの要素が核を取り巻いて形成しています。これは電気の表現に電流、電圧、照度、電束などがあるようなものと考えれば良いでしょう。
 そしてこの三要素は、比例的に拡大または減少して行きます。さらにこの三要素に加えて霊速というものがあります。これは霊(核)がその核を取り巻く三要素をどれだけ中心に引き寄せ、霊の移動速度を増すかどうかの能力です。
 例えば得道とは霊核の構造を変え、光の速度とは比較にならないほどの超霊速を霊に見出すものです。この霊速を与えるためには、絶対量の三要素が満たされていなければなりません。すなわち得道を得てもエネルギー不足では、その効果が得られないのです。ゆえに超抜(審判)とは選抜ではなく、各霊の到達点、修めた結果なのです。


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