天道がよくわかる本
4 道程
魂の向上への道
私達はどこから来てどこへ行くのでしょうか。決して一人一人が意味なく生まれ、意味なく死んで逝くのでありません。それは老様との約束である修行のための長い長い道のりを歩んでいるのです。
求道
全ての霊は、まず母なるラウムの元に帰る道を求めます。これを求道と言います。全ての聖人は求道者として難行苦行しました。かつて道は簡単に得られるものではありませんでした。
得道
求道の結果、四難を超えて道を得ることを得道といいます。宗教ではこの得道すること自体が目標であり、またそれを叶える事は並大抵のことではない厳しい道のりですが、本来道を得ること、これこそが全てのはじまりです。道は真理へ、ラウム様へと繋がっているのです。
行道(修道)
道を得た後は道を歩まなければなりません。すなわち道を行くと書いて行道です。歩まなければせっかく道を得ても真理に近づくことはできません。歩むことは道を修めることになりますので修道と言います。
成道
道を修めた結果が、おのれ自身を道そのものとなし、仏となることができるのです。これを成る道と書いて成道と言います。成仏とは死ぬことではなく、道を修め仏と成ることです。
了道
そして最終最後ラウム様の下に辿り着くことを、道を終えるという意味で、了道と言います。しかし、霊の修行に終わりはなく、神仏でさえ修行の段階だと言われています。
求道→得道→行道(修道)→成道(成仏)→了道の道のりは長く、絶えず霊の向上に向かって昇っています。さあがんばって皆で道を歩んで行きましょう。